「ガリレオ真夏の方程式」の見どころと主要キャスト
東野圭吾の小説が原作となっている大人気テレビドラマであるガリレオの劇場版がガリレオ真夏の方程式です。
原作小説やテレビドラマを見ている人にはもうお馴染みですが物理学者である湯川学が難事件に挑みます。
海辺の町、玻璃ヶ浦では海底鉱物資源の開発が計画されています。
その計画の説明会に正体された湯川は玻璃ヶ浦へと向かいます。
そして緑岩荘というある旅館に滞在することになるのですが、この緑岩荘の宿泊客であって塚原という人物が変死体となって発見されることになります。
物理学者である湯川は警察ではありませんから事件の捜査をする必要はありませんし、する気もありません。
ですが、同じく緑岩荘に滞在している川畑夫婦の甥っ子である恭平と知り合ったことで湯川はこの事件の真相を究明しようと動き始めます。
その中で川畑夫婦、そして川畑夫婦の娘で環境保護活動をしている成実と塚原の間にある意外な接点を知ることになります。
主人公である湯川学はテレビドラマから引き続き歌手としても活躍する福山雅治、相棒刑事役には柴咲コウから引き継いた吉高由里子が務めます。
北村一輝といったお馴染みのキャストも登場し、川畑夫婦の夫を前田吟、妻を風吹ジュン、そして娘を杏が演じます。
テレビドラマ、そして前作の劇場版とさまざまなシリーズを通して福山雅治演じる湯川学はさらに魅力を増したように感じます。
まさにハマリ役といった感じで、福山雅治の演技を見るだけでも楽しめる1本と言えるかもしれません。
無愛想で子供が苦手な湯川が子供のために事件解決を目指すところもこの作品の魅力でしょうか。
ネタバレになってしまうため詳細は書けませんが、事件が解決に近づいていくにつれて明らかになっていく真実には驚かされます。
塚原はどうして死んでしまったのか、そして川畑夫婦と娘の成実と塚原の意外な関係とは、このあたりは実際に映画を見て確かめてほしいと思います。
ミステリーですからこの事件解決までのストーリーは大きな見どころになっています。
また、この作品では自然と科学の共存というテーマも隠されています。
現在、日本では特に自然と科学の共存をどうするのかが考えられていますが、まさにタイムリーな作品と言えるでしょう。
映画を見終わった後も考えさせられる内容です。
もちろんエンターテイメントとしても素晴らしい作品になっていますのでガリレオシリーズが大好きだという方も、ミステリー好きな方も、どちらでもないという方でも楽しめます。